日本代表ありがとう!!

2026年W杯日本代表の挑戦が終わりました。
見えてきた日本サッカーの立ち位置と自分なりの考えをまとめました。

日本代表に足りなかったもの

親善試合とカタールW杯で勝利できていたのに本戦では勝利できなかったという現実。
何が足りなかったのか。
それは圧倒的な「個」だと思う。
日本サッカーは急成長しているが、それは各国も同じである。しかしW杯で優勝候補になるチームのベンチには5大リーグで活躍する選手たちがベンチに控えている。
カタールW杯ではその片鱗を見せていた。
例えばドイツ戦では、ベンチに南野選手 堂安選手 三笘選手 浅野選手と最終予選でも活躍をしてきた選手たちが控えにいた。
今回のブラジル戦では、怪我人の久保選手と田中碧選手のみとも言える顔ぶれだった。
つまり今回は怪我人を多数抱えたこともあり圧倒的に層が薄かったのだ。
前回のメンバーには他にも、守田選手冨安選手上田選手伊藤洋輝選手とネクストスター達がいた。
今回のメンバーにも、ネクストスター達はいたが即戦力としてゲームで存在感を出せる選手はいなかった。

個が足りず発揮しきれなかった追い上げの采配

カタールW杯では、交代メンバーの活躍が日本を逆転勝利に導いた。
・ドイツ戦
前半0-1で追いかける展開で後半に交代メンバーの堂安選手と浅野選手がゴールで大逆転をした。
堂安選手のゴールも三笘選手の突破からゴール。両者交代メンバーであった。
・スペイン戦
同じく前半0-1で追いかける展開で後半に交代メンバーの堂安選手のゴールで同点
逆転ゴールはスタメンの田中碧選手であったが、堂安戦のクロスと折り返した「三笘の1mm」は両者交代選手。

勝利したどちらの試合も交代メンバーの活躍であった。

しかし、今回のW杯では交代メンバーのゴールは0に終わった。

ゴールだけではない。重くなった森保監督のベンチワーク


カタールW杯と北中米W杯のベンチワークを分析した。

この2大会を比べると決勝トーナメントを除く北中米W杯では予選3試合のベンチワークが重くなっていることがわかる。
また、カタールW杯ではある程度交代の形を持っていた。
後半の序盤でスピード感のある選手を2枚同時起用。森保監督は先手を取ることで相手のさせたいベンチワークではなく対策になるベンチワークを取らせていた。
攻撃的な選手を森保監督自身も攻めの姿勢を見せていた。

北中米W杯では先手を取ることができなかった。
その理由は、交代選手の質である。
先手を取る場合対策を取られたとしても打破できる個の選手であればなんら問題はない。しかし今回の日本はそのカードを切ることができなかった。(オランダ戦の鈴木選手はキーマンになる可能性を感じた。)
つまり層が厚かったはカタールW杯の時である。

その結果カタールW杯の時のような終盤からの追い上げのゲーム展開を見せることができずに終わってしまった。

では、今回の日本が善戦できた理由とは。

ポイントは5つ

  • CFのクオリティーとミサイルキック
  • 10番を脱いだ10番
  • 世界に近づいたボランチ
  • 組織的な守備(ローブロックとハイプレス)
  • 5バックの攻略

CFのクオリティーとミサイルキック

サッカーはゴール奪いあうスポーツである。その相手ゴールに一番近い選手のクオリテイーはサッカーに置いて最も大切と考える。
そのCFのクオリティー(上田選手)の存在がかなり大きい。
ゴールにも絡んではいたが、押し込まれていた展開の中で前線で一人で納めて前を向いて運び出すことで陣地をひっくり返すシーンが多かった。ひっくり返せるのは上田選手のキープと彩艶選手のロングフィードの存在だ。
彩艶選手はスーパーセーブで何度も防いでいたが攻撃の場面でも貢献度が高かった。日本がバイタルでボールを持つことができたのは相手ゴールに一番近い選手と一番離れた選手の関係性であった。
また上田選手は動き出しと抜群のシュートセンスが素晴らしく前を向いた状態でも存在感を示していた。

10番を脱いだ10番

サッカーに置る10番は特別な番号であることは言うまでもないだろう。
10番は素晴らしいプレーで観客を沸かせゴールを決めて勝利に導く。そんなイメージがあるはずだが、日本の10番は違った。
献身的に走り全速力で帰陣をして相手のドリブラー達を抑えてきた。
チームために戦う10番であった

世界に近づいたボランチ

日本代表の歴代ボランチで世界で活躍したのは遠藤選手のみであろう。
そんな中日本のボランチは世界でも十分に戦えることを証明した。
ボランチのタスクはかなり多くある。
守備では、セカンドボールの回収・中盤での攻撃カット・カウンター時での対応・DFラインへの参加
攻撃では、組み立て・運び・サイドチェンジ・背後への侵入
などなど出せばキリがないが
なんといっても『ゴールである』
チームの攻守の柱として支えるボランチが世界の強豪国相手に通用することがわかった。
しかしそのレベルをさらに上げていくこととより層を厚くしていくことが大切である。

組織的な守備

日本はカタールW杯でも見せたハイプレスをブラッシュアップして自分たちのタイミングで何度も発動していた。
カタールW杯では後半の頭から発動していたが今回は、前田選手の連続したハイプレスを基準にして何度もゲーム中に発動していた。ブラジル戦で見せた立ち上がりからのハイプレスはかなり圧巻だった。
ローブロックでもしっかりと中央を絞めながらサイドではダブルチームの活用で簡単にシュートに行かせないように出来ていた。

5バックの攻略

これまでも苦戦してきた引かれた相手への攻略は大胆なレーン移動とボランチのポジショニングによって攻略していた。
大胆なレーン移動では時に左のWBが右サイドでプレーをしていたりマークの付けないところまで移動することで数的優位をサイドで何度も作っていた。
ビルドアップでは相手のプレスを見た可変でDFラインで+1を作れていた。
運び出せるところは運び出し時に相手を引き出し彩艶選手からのロングフィードでローブロックを作らせないことも出来ていた。

まとめ

日本サッカーは大きな成長遂げているが世界一を目指す中では圧倒的に「個」の質が足りていないことがわかった。

届きそうで届かないのではなくまだ全く届かなかったのである。

戦術面でも足りていいない部分は多く日本サッカーはまだまだ伸び代がたくさんあった。
この8年間日本代表が見せてくれた新しい景色はこれからの日本代表のサッカーに大きな影響を与えてくれることだろう。

最高の景色をありがとう!日本代表!



ps.やはりW杯に行ってみたい。